今回は中小企業診断士への道の第2弾として、
マネジメント・サイクルについてまとめてみたいと思います。

マネジメント・サイクル

マネジメント

マネジメントと言えば「マネジメントの父」と言われるドラッガーが有名ですが、
マージメントとは何か?と聞かれるとなんて答えて良いのか分からない…。というのが本音ではないでしょうか?

なんとなくは分かっているが、しっかり理解出来ていない方も多いと思うので、
今回はマネジメントについて掘り下げたいと思います。

マネージメントの父 P.F.ドラッカー

マネジメントとは、「経営管理」などの意味を持つ言葉で、
組織の目標を設定し、その「目標を効率的に達成するための道具、機能、機関、体系」のことを指します。

またマネージメントを遂行する人はマネージャーと呼び、
マネージャーは「組織の成果に責任を持つ人」と定義されています。

マネージャーの具体的な活動としては、
「目標設定→組織づくり→部下の動機付け、コミュニケーション→部下を評価→人材育成」となります。

リーダーシップとマネジメントの違いを考えた場合、
どちらも基本的な目的は同じです。

ただその違いをモノづくりに例えると、
「どんな物を作りたいのか」のwhatを示すのがリーダーシップで、
「どのように作るか」のhowを示すのがマネジメントと言われています。

組織・社会・個人とマネジメントの関係

・組織と社会:組織は自社のサービスを通じて社会貢献することで、存続・発展が見込める
・個人と組織:個人は組織に対して働くことで自己実現を図り、組織は個人に機会と対価・地位を与える

マネジメントは、組織に対して成果を上げて機能させるための役割を担っています。

マネジメントの役割

・自らの組織に特有の使命を果たす
 - 組織の本業に真剣に向きあい、世間から求められている役割を果たすべき(本業から逸れて様々な業種に手を出してしまい本業が何なのか分かりにくくなってはいけない)

・仕事を通じて働く人たちを生かす
 - 企業は組織で働く人材に対して、仕事を通して「自己実現」できるような、組織づくりをする必要がある(社員個人の特性を見極め、その特性にあった責任のある生産的な仕事を与え、その成果に対しフィードバック情報や、継続学習の機会を与える)

・社会の問題について貢献する
 - 会社は経営者のものでも株主のものでもなく、「社会のためにある」もの(元は利益追求のために始めたサービスであっても、結果的にそれが社会から求められているものであれば社会貢献できている)

マネジメントの大きな枠割は、現在(短期)と未来(長期)のバランスをとることにあります。
現在(短期)の為には、既存のものに対する管理的活動が求められ、未来(長期)の為には、新しいものを創造する起業家的活動が求められます。

マネジメントとはただ既存のモノを管理するだけではなく、
未来に向けての起業家的活動も求められるということです。

「成果の小さな分野、縮小しつつある分野から、成果の大きな分野、しかも増大する分野へと資源を向ける為にも、
機能を捨て、明日を創造しなければならない。」(ドラッガーの「マネジメント」より)

組織マネジメントの5つの仕事

・目標を設定する
 - マネジメントを行う場合、その管理者はあるべき目標とその具体的なゴールを指し示す必要がある

・組織する
 - 目標達成のために必要な活動や意思決定、そして関係などについて分析した上で、その「仕事」を分類します。さらに「仕事」を、「活動」や「作業」に分類し、それぞれの活動や作業について組織づくりを行う

・動機付けを行う
 - 管理者は、仕事そのものや、インセンティブ・報酬・昇進昇格などによって、部下のモチベーションを維持する(上司と部下、双方向のコミュニケーションによって行われるべきもの)

・評価する
 - 管理者は部下の仕事を評価するための物差しを決定し、社員が組織全体の成果と自分自身の仕事に対して、きちんと目を向けられるようにする必要がある

・人材を育成する
 - 人材は最も重要性の高い経営資源で、管理者のマネジメント次第で、部下の強みを発揮できる事もあれば、その強みを引き出せずに終わってしまう事もある

マネージャーに必要な能力

・目標を設定する能力
・組織化する能力
・コミュニケーション能力
・評価測定能力
・問題解決能力

マネージャーは資質として「真摯さ」を持ち合わせている必要があります。
「マネジャーは人という特殊な資源とともに仕事をし、人はともに働く者に特別の資質を要求する。」為です。

真摯さ = 部下のモチベーションを高めたり好感を得ることではなく、部下の仕事ぶりを厳しく成果で評価することである

マネジメントを成功させるポイント

・的確な意思決定を行う
 - 「意思決定」は、異なる意見や見解が対立したり、いくつかの案が挙げられたりする中から選ばれるべきもので、決して「全会一致」が正しいというものではない

・コミュニケーション能力を磨く
 - 発信する側は、まず自身が発信しようとしている事が、受け手が理解できるものなのか、そもそも受け入れられるのかを考える必要があり、その上で、受け手は何を期待しているのか、何を欲しているのか、その理由は何なのか、受け手について知る事が必要

・管理能力を高める
 - 設定した目標に対する実績を測定し、「どのように評価するか」ではなく「何を評価するのか」を意識するのがポイント

・経営科学を活用する
 - 経営科学とは「マネジメント・サイエンス」とも呼ばれ、経営に関する問題の科学的な解明を目指して研究される分野で、経営科学を使って、経営の問題を観察し、その本質を見抜く事が重要

マネジメントの階層とその役割

・トップ・マネジメント(最高経営者陣によるマネジメント)
 - 経営者を含む取締役会のメンバーや、組織の各部門を取り仕切る役員など
 - 企業の基本的な方針を決定し、経営を行う上での計画や組織の運営などに関する意思決定の役割を持つ

・ミドル・マネジメント(中間管理職によるマネジメント)
 - トップ・マネジメントの定めた方針に沿って、自身が統括する部や課の実質的な管理を行う

・ロワー・マネジメント(チームリーダーによるマネジメント)
 - ミドル・マネジメント層からの具体的な指示や目標を、現場スタッフと共に達成すべく組織における実務を遂行

マネジメント・サイクル

マネジメント・サイクルとは、PDCAサイクルでマネジメントを行っていくことです。
「計画立案→行動→進捗・成果の評価→改善」が一連の流れで、このサイクルを繰り返すことで、より良いマネジメントを目指します。

マーケティングに活かすマネジメントとは?

・顧客創造(たくさんの人に買いたい!と思ってもらう)

・イノベーションとマーケティング(新しいことに挑戦)
 - 買いたい!と思ってもらうために、新しいことに挑戦する
 - お客様の声を聞く

・確実に実行できるチーム作り
 - 上からあれこれとどなりつけるのではなく、一人ひとりが積極的に動く
 - 目先の儲けだけではなく、成長している分野に人や挑戦の矛先を向ける
 - 成長を阻害する環境=各自が能動的に活動できないこと
 - 目先のことでなく社会全体にも貢献することも重視し、積極的に世の中との関わりを持つこと

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