今回は中小企業診断士への道の第20弾として、
技術戦略についてまとめてみたいと思います。

技術戦略

技術戦略は、経営戦略のもとに位置付けられるもので、どのような技術を開発すべきか、どの技術分野でリーダーシップを追求すべきかを決定するものです。

製品アーキテクチャ

製品アーキテクチャとは、「製品の基本的な設計構想」のことを言います。

どのようにして製品を構成部品の単位に分解するか、そこにどのように製品機能を配分するか、それによって必要となる部品間のインターフェース(つなぎ目)をどのように設計するか、といった基本設計を指します。
製品アーキテクチャ
参照:https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0708/23/news130_3.html

オープン型(オープンアーキテクチャ)

オープンアーキテクチャ (英語: Open Architecture) とは、主にコンピュータなどの分野で、設計や仕様などの全部または一部を、オープン(公開、開放)にしたアーキテクチャのこと 。 その範囲や公開の程度は多様であり議論も存在する。 対比語はクローズド(閉鎖的)、プロプライエタリ(排他・専有的)など。

-wikioedia参照-

部品・工程間のインターフェース(つなぎ目)を公開することで、基本モジュールの間のインターフェースが、企業を超えて業界レベルで標準化した製品のことを指します。

これにより、他社の参入を許し、コスト競争力のない分野は他社にアウトソーシングし、外部に生産ネットワークを築き、自社はコア・コンピタンスに注力します。

オープンな特許政策や自社部品の過剰な社外販売を展開すると、シェアが高まり自社規格のデファクト・スタンダード化が起こり得ます。

しかし、その反面で参入した他社との間で製品の価格競争が発生して、製品が一挙にコモンディティ化が進んでしまい、価格競争に敗れ撤退という事になりかねません。

クローズ型(クローズアーキテクチャ)

メーカーが独自に開発したハードウェアやOSの仕様を独占し、一般に公開しないこと。他のメーカーは、そのハードウェアの仕様に準じた機器やソフトウェアの開発ができないので、競争原理が働かず、独占状態となる。また、他メーカーの製品と互換性がないため、ユーザーは、別のメーカーの製品への乗り換えがしづらくなる。逆に、仕様を一般に公開することをオープン・アーキテクチャーという。

-コトバンク参照-

クローズアーキテクチャとは、製品アーキテクチャを独自化し、外部ネットワークを下請けなどの形で統合する考え方です。

従来、日本企業がとってきた下請系列生産です。

モジュール型(モジュール型アーキテクチャ)

モジュラー型とは、工業製品やシステムの構造・設計の分類の一つで、構成要素や要素間の連結方法などの多くが規格化・標準化されており、それらの組み合わせにより最終製品の開発や生産が可能なもの。

-IT用語辞典参照-

モジュール型アーキテクチャとは、機能的独立性が高く、交換可能な部品(モジュール)で商品を構成していこうとする設計思想のことです。

・モジュール型アーキテクチャのメリット
 - 部品構成要素間の調整コストが抑制できる
 - 様々な部品の組み合わせが可能となる
 - 変化を変える場合、全体を考える必要がなく、モジュールに集中することができる

・モジュール型アーキテクチャのデメリット
 - インターフェースを長期間固定化する必要があるためインターフェースの進化が滞る
 - モジュール化により誰でも部品を作れるようになるため、価格競争が激しくなり、製品の「コモンディティ化」が進む

インテグラル型(インテグラル型アーキテクチャ)

モジュール化に対する概念が、インテグラル型アーキテクチャです。

インテグラル型とは、工業製品やシステムの構造・設計の分類の一つで、構成要素が相互に密接に関連していて、一部分の変更が他の箇所に与える影響が大きいもの。

-IT用語辞典-

インテグラル型アーキテクチャでは、製品の部品の機能が密接に結びついており、複数の部品で一つの機能を果たしています。

そのため部品間で相互調整する必要があり、それぞれの部品をすり合わせ調整していかないと組み立てることができません。

自動車がその典型です。(自動車の乗り心地の良さは、特定の部品だけで実現されるのではなく、様々な部品を高度に組み合わせることで、初めて実現できます。)

・インテグラル型アーキテクチャのメリット
 - システム全体を無駄なく設計できる
 - 他社に模倣されにくいため、差別化しやすい

・インテグラル型アーキテクチャのデメリット
 - 構成要素同士の調整に手間がかかる
 - 部品変更が難しい